海色の恋、甘い時間
「怖く、なくなるよ?」

「じゃあ、どんな気分……?」

立花さんは赤い顔を両手で抑えながら、考える素振りを見せた。
わぁ、耳まで赤い……。
ほんと、ごめんね?

「ふわふわ~……?」

「ふわふわ~?」

「う、うん……。
雲の上でふわふわ~って言うか、
海の中でふわふわ~って言うか。

優しく包まれてる感じ……?
一人じゃないんだなぁって幸せって感じ……?」

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