あの日の約束【前】


遊ばんといてや

そう言ってたけど
あたし遊んでなんかない!!




ここでは電話は無理だと思い外に出た

純子はすごく反省してるみたいだけど…何でこんなことになるのよ…




外に出て深呼吸をして
やっと口が動いた








「あたしは…こうちゃんが本気で好きだし、遊んでるとかは本当…ないです…純子にもこうちゃんを好きとは言ったけど他は何も言ってません…信じて下さいよ…」











泣きながら言うあたしに

こうちゃんはため息をついた











「ごめん。何か俺自身も頭ごちゃごちゃでワケ分からん。ちょっと考えさせて…またメールする。ごめんな」












そう言って

一方的に電話を切られた











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