運命
プロローグ~海のなる方へ~
私は耳を澄ます

…………ざぁ~
…………ざぁ~

私はその感覚に包まれる。

…………ざぁ~

私の手には1枚の手紙がある。

もう遥か昔のもので角は焼けた後のように黒い





私は私の知らない、その人のことを想いまた、耳を澄ますー

……ざぁ~
……ざぁ~

そしてそっと手紙をあける
インクは滲んでいるがまだ読める

~今を生きる人から

私は今、戦っています。
貴女はいま、どうですか?

あなたともっといたかった
話したいこともたくさんある
やりたいこともある。

けど、それは叶わないの















ごめんね















私には私の運命がある



もう話せないかもしれない


だから書いておきます。


私の運命を ー




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