1人ぼっちと1匹オオカミ(番外)
ご飯を食べて、ちゃんと歯磨きして、お風呂に入ると蓬は早くもうとうとし始める。
9時だけど、やっぱり子どもはそれくらいに寝ちゃうよね。
ベッドの上でくつろいでる清牙のお腹の上でうとうとしていた蓬がついに寝た。
「お、寝たか?」
「清牙、苦しくないわけ?」
「よもなら軽いだろ?」
蓬を起こさないようにそっと起き上がった清牙は、蓬を布団の中に寝かせると、ベッドを背もたれにしてる私の隣に座った。
「そういえば清牙、いつからよもって呼んでるの?」
「ん?あぁ…忘れた」
「何それ。私もよもって呼んでみよ」
寝ちゃってるよものほっぺを突くと、子どもらしいぷにぷにの弾力が返ってくる。
なんかやめれないのよね。子どものほっぺ見て突くの…。