darkworld~闇の世界~

私という存在

〔百合side〕

私はいじめられているの。


どうして?


と思ったでしょう。

あまり理由はよく知らないけど外見が問題なんでしょうね。

髪をおろしているだけで地味子になるの?私はそう思う。



「そろそろかしら…」



私がそろそろ呼び出されるっていう意味。



「ねぇ百合ぃ~?ずっと1人で寂しそうだねぇ~!」

「まぁこんな奴、誰にも相手にされないと思うし放っておこうよ。」

「そうだよぉ~エリカたんはぁ~こぉ~んなブッサイクな奴なんてぇ~放っておいても良いんだよぉ~?」

「うん。それは天才のあたしは十分に分かってるから良いんだけどぉ~誰にも相手にされない百合が可哀想でしょぉ?だからぁ~この優しいあたしが百合と遊んであげてるのぉ~。」

「きゃーエリカたん優しい~❤もしも愛梨がぁ~その場所にいたらぁ~必ずぅ~絶対にぃ~話しかけないよぉ~他の子も同じだよねぇ~?」

「そうそう。愛梨が言ってる事が正しいんだよ。エリカ。コイツさっさと連れて行こうよ。」

「そうだねぇ~そうしよっかぁ~!百合ぃ~私達についてきなさい?」



話が長いのよ…

連れていくならもっと時間を考えて連れていきなさいよ…



「……はい…」



返事するしか無いわね。

そして連れてこられた先。

そこは…



「ついたぁ~でもきったな~い!綺麗で美人のあたしがこんな奴のせいで汚れるわ!」

「そぉそぉ!愛梨をこんな所に連れていくなんてぇ~頭がおかしいんじゃないのぉ~?」

「そうよね。なんであたしまでつれてこられるわけ?百合、黙ってないで説明しなさいよ!」

「美來の言う通りじゃなぁい。なぁんであたし達を使われていなくて汚い体育館裏のトイレに連れていくわけぇ?」



そう。

ついた場所、って言うか『連れてこられた』場所は体育館裏のトイレ。

使われていないから随分汚い。

それを私のせいにする貴女方が不思議よ。
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