〜記憶のカケラ〜もう一度
7月03日



「優奈っ話あるんだけどっ」

俺は、放課後優奈に話しかけた。

「あ、光太っごめんね?あたし相澤くんに呼ばれてるんだ?ごめんね、行くね?」

俺が、あの日実は相澤にも告られる予定だった。
トイレで相澤が話してるのを聞いた。
告ると………。

俺は、教室で待ってることにした。


でも、何分経っても優奈は教室には来なかった。


「帰るか…………」

俺は、帰ることにした。

階段の横に図書室がある。
そこには優奈と相澤の影。

俺は、動けなくなった。

二人の影が重なった。

きっと、キスしたんだろう。

「うそだろ?」


俺は、階段を駆け下りた。
靴を履き替えて校門を出たところで………











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