クレソン・スピリッツ
話しが終わり、ミケルは七代目リスト氏に
昼食の招待を受けた。

ファミリアの構成員が集う食堂には
下手くそな絵がそこかしこに飾られていた。

ミケルが見入っていると、
七代目リスト氏が微笑した。

「中々素敵なアートでしょう?
支援している子どもたちが、
お礼に描いてくれたファミリアの似顔絵です」

「良いですね」

ファミリアと子ども達の良好な関係が窺える。
噂にたがわぬ良いファミリアなのだと、
ミケルは再認識した。
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