Your Smile ~君との未来~


「愛希くんがモテるのなんてしってる。
だけど、

愛希くんの優しさとか、笑顔とか独り占めしたいと思う私が悪いと思う。
けどね、世の中には彼女がいるってわかってても、好きになる人もいるの。

好きになる気持ちは誰にも止められないんだ。
だから
彼女の存在が邪魔って、
だけどね、彼女からすればその存在がある事によって深く傷つくんだよ?
彼女という自分が、邪魔者ってどうなのよ?

束縛をするのが怖い。
嫌われるのが怖い。
だから、なにも言えないで抱え込んでバカみたいに爆発する。

彼女だって想いあってるからって幸せじゃないんだよ?!
不安にだってなるし、
気づいたらこんなに好きになってた。

片想いは小さい事が幸せだった。

だけど、付き合ってからは小さな事が不安になる。

ごめん、
こんなこと言ってごめん。

だけど、

もう苦しいくらい愛希くんに溺れてるんだ。

だからお願い、
愛希くんを縛る前に

私を振ってっ。」


泣きながら必死に伝えた。

最後はもう泣き崩れていた。


もう、疲れたんだ。


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