Your Smile ~君との未来~
「望愛でも、そんな嘘許さないよ。」
「嘘じゃないよ。」
「嘘でしょ?」
「嘘じゃない。」
「嘘なんだよね?!」
「嘘なんかじゃない。」
「ふざけないでよっ!
嘘って、嘘って言ってよっ!」
さっちゃんの悲痛な叫び声に胸が痛んだ。
だけど、
「私だって!嘘だって!言って欲しいよ!
愛希くんと、普通に幸せに暮らしたいよっ!
何の心配もなく、暮らしたいよ!」
私の叫び。
さっちゃんはそれを聞いて私を抱きしめてくれた。
その温もりに私は、我慢していた涙が溢れた。
「うっ、あぁぁっぁあぁっ、
死にたくないっ
なんで、なんで私なのっ!
死にたくっないよっ!あぁっうぅっ。」