Your Smile ~君との未来~



「望愛は、どこにもいかないよな?」

愛希くんの弱々しい声に何も言えなくなる。

「…」

「なぁ、なんとか言えよ。」

「…」

「望愛っ。」

愛希くんの震える声に私は泣きそうになる。


私よりもうんと背が高い愛希くんはすっぽり私を覆い隠してる。

私の顔は愛希くんの胸の中に埋めてある形になるから

少し声が震えても大丈夫、だよね?



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