あなたがすき
シンクロ
なんだかうまく眠れなかった。ぼんやりした頭を引きずって、朝のホームでぼんやり電車を待った。
結局読書に逃げて、寝不足。電車で仮眠できるかな。
「なに聴いてんの?」
不意に右耳の音が消えたと思ったら、隣に小林くんがいた。そういえば、最寄り駅が一緒とか言ってたっけ?
私から奪ったイヤホンを、勝手に耳に突っ込んだかと思ったら、ものすごい勢いで両肩を揺さぶられた。
はい??
そのままの勢いで、小林くんはウォークマンのイヤホンを私の耳に突っ込んだ。
ビックリした。同じ曲。
「知らなかったー!結城さんも好きなん?星野源!」
言葉が出ず、うなずくしか出来なかった。
「俺も好き。この次の曲とか、超好き。」
こんなにおしゃべりする人だったのかな、小林くん。
「いや、ずっと結城さんと話したかったけど、勇気出してよかった。」
にやっと笑った顔に、なんだかドキドキした。
結局読書に逃げて、寝不足。電車で仮眠できるかな。
「なに聴いてんの?」
不意に右耳の音が消えたと思ったら、隣に小林くんがいた。そういえば、最寄り駅が一緒とか言ってたっけ?
私から奪ったイヤホンを、勝手に耳に突っ込んだかと思ったら、ものすごい勢いで両肩を揺さぶられた。
はい??
そのままの勢いで、小林くんはウォークマンのイヤホンを私の耳に突っ込んだ。
ビックリした。同じ曲。
「知らなかったー!結城さんも好きなん?星野源!」
言葉が出ず、うなずくしか出来なかった。
「俺も好き。この次の曲とか、超好き。」
こんなにおしゃべりする人だったのかな、小林くん。
「いや、ずっと結城さんと話したかったけど、勇気出してよかった。」
にやっと笑った顔に、なんだかドキドキした。