あなたがすき
少しだけならお断り
勇気を出して告白して、私は涼先輩と付き合うことになって1か月。
手を繋いだり、ぎゅっとしてもらったり、うれしいし、好きなんだけど、まだなんだか少し緊張してしまう。
今だって、図書室で隣同士に座って勉強中だけど、なんにもないけど、緊張する。緊張するけど、なんとなく、甘えたい気分。
「先輩?」
呼べば、ノートに視線を落としていた先輩が、少し笑顔でこっちをむいた。
「どうした?」
「あの…少しだけ、甘えてもいいですか?」
涼先輩は、少し考えて、書架の方に私を連れてきた。
「菜々ちゃん…断る。」
え?
ちょっとショック。
「涼って呼んでくれなかったから。」
すみません、未だに先輩って言っちゃう。
「あのさ…」
先輩、じゃなくって、涼の両手が私の頬を包んだ。
「少しだったら断る。一杯甘えて。」
そう言うと、甘い甘いキスをくれた。
「もう少しだけ、勉強頑張ろうね。」
手を繋いだり、ぎゅっとしてもらったり、うれしいし、好きなんだけど、まだなんだか少し緊張してしまう。
今だって、図書室で隣同士に座って勉強中だけど、なんにもないけど、緊張する。緊張するけど、なんとなく、甘えたい気分。
「先輩?」
呼べば、ノートに視線を落としていた先輩が、少し笑顔でこっちをむいた。
「どうした?」
「あの…少しだけ、甘えてもいいですか?」
涼先輩は、少し考えて、書架の方に私を連れてきた。
「菜々ちゃん…断る。」
え?
ちょっとショック。
「涼って呼んでくれなかったから。」
すみません、未だに先輩って言っちゃう。
「あのさ…」
先輩、じゃなくって、涼の両手が私の頬を包んだ。
「少しだったら断る。一杯甘えて。」
そう言うと、甘い甘いキスをくれた。
「もう少しだけ、勉強頑張ろうね。」