僕は君のことが好きだった。
「花香、あんたカンニングしたんだね。
信じられない。」

萌絵はそう吐き捨てるとその場を後にした。


「花香、カンニングしたの?」

僕は問い詰める。例え花香が答えなくても。

その時、花香が頭を縦に振った。

「拓、あの、、ね、、私、問7が分からなくて、、、それで.... 」

花香が人前で泣いた。
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