僕は君のことが好きだった。

痛み

〔花香side 〕

朝、学校へ行くと皆の様子がおかしい。

「おはよう!」

精一杯元気に挨拶しても、全員無視。

私なんて、いないかのように無視している。

私は、自分の席へ急ぐ。

クラスメイトの冷たい視線が、私に突き刺さった。
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