僕は君のことが好きだった。
「顔面偏差値試験…ですか。」

「そうよ。貴方、もしかして知らないの?
ああそうか。編入試験にはないのよね!
1年から正式に入学している人にはあるのよ!ある程度顔が良くないとね!」

花香が答えた。

良く見ると、手に持っているノートに、大山花香とピンク色のペンで書いてあった。

志乃、と呼ばれた女子の持っているノートには、村上志乃(ムラカミ シノ )と、可愛いとな言えない太い文字で書かれていた。

「花香様は、生徒会長なのよ!」

え?2年なのに生徒会長?

「私はね、大山グループの社長令嬢なのよ。」

あの、、大山グループ?!
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