僕は君のことが好きだった。
「いいこと考えた!花香が私をいじめたこと、拓君にばらしてあげる!」

「それだけはやめて‼」

花香が大きい声をだしても、私は知らんぷり。

早速、拓君のいる3年1組に向かった。

「拓君、話があるの。」

「ああ、萌絵、どうしたの?」

「ちょっとここでは…」

私はそう言うと、拓君を連れ出した。

女子の好奇の目が、私に突き刺さった。
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