何でも屋と偽りのお姫様~真実の愛を教えて~
「……なぁ、さっきの格好良かったぜ」
「え……何が……?」
緊張しすぎて遥斗が何のことを言っているのか全く分からない。
ただ、彼に心臓の音を聞かれないようにする事に必死になっていた。
「誰かの為に必死に頭を下げてるお前は、凄く輝いてて格好良かった」
「……別にそんなに大した事じゃ……」
遥斗に褒められた事が凄く嬉しかった。
でも、素直に喜べないのは私の悪い所だ。
「大した事だぜ。
普通は他人の為にあそこまでやらねぇよ」
「それは……遥斗のお蔭だよ」
誰かの為に一生懸命に生きている遥斗を見ていると私も誰かの役に立ちたいと思う様になった。
「えっ……」
驚く遥斗の声が耳に入り、私は正気を取り戻す。
慌てて『何でもない!』と言って話をすり替えた。
「それにしてもさー!
ヨウコさんにしても、NO1にしても……。
真っ直ぐに恋をしてて凄いよね!」
「……前まではホストと客の関係なんてありえねぇって思ってたくせに」
「そ……それは……!!
まぁいいじゃん、ホストだろうがお客さんだろうが恋するんだよ!」
そりゃあ、最初は商売だって思ってたけど……。
ヨウコさんたちを見てるとそうじゃないって思えたんだよね。
相手が誰かなんて関係ない。
好きになったら、誰もがただの1人の人間になるんだ。
恋しちゃいけない人間なんていない。
「都合がいい奴だな」
「まぁね!
あーあ……私もあんな恋がしたい」
真っ直ぐに相手を想い、その人の為に泣ける様な……。
そんな恋がしたい。
ただ素直な気持ちを言っただけだった。
「え……何が……?」
緊張しすぎて遥斗が何のことを言っているのか全く分からない。
ただ、彼に心臓の音を聞かれないようにする事に必死になっていた。
「誰かの為に必死に頭を下げてるお前は、凄く輝いてて格好良かった」
「……別にそんなに大した事じゃ……」
遥斗に褒められた事が凄く嬉しかった。
でも、素直に喜べないのは私の悪い所だ。
「大した事だぜ。
普通は他人の為にあそこまでやらねぇよ」
「それは……遥斗のお蔭だよ」
誰かの為に一生懸命に生きている遥斗を見ていると私も誰かの役に立ちたいと思う様になった。
「えっ……」
驚く遥斗の声が耳に入り、私は正気を取り戻す。
慌てて『何でもない!』と言って話をすり替えた。
「それにしてもさー!
ヨウコさんにしても、NO1にしても……。
真っ直ぐに恋をしてて凄いよね!」
「……前まではホストと客の関係なんてありえねぇって思ってたくせに」
「そ……それは……!!
まぁいいじゃん、ホストだろうがお客さんだろうが恋するんだよ!」
そりゃあ、最初は商売だって思ってたけど……。
ヨウコさんたちを見てるとそうじゃないって思えたんだよね。
相手が誰かなんて関係ない。
好きになったら、誰もがただの1人の人間になるんだ。
恋しちゃいけない人間なんていない。
「都合がいい奴だな」
「まぁね!
あーあ……私もあんな恋がしたい」
真っ直ぐに相手を想い、その人の為に泣ける様な……。
そんな恋がしたい。
ただ素直な気持ちを言っただけだった。