何でも屋と偽りのお姫様~真実の愛を教えて~
『俺と一緒に来るか?』
その言葉にドクンと胸が高鳴る。
遥斗が言っているのはただ単にこの部屋から一緒に出るっていう意味ではない。
私が自由になる為に、手助けをしようとしてくれている。
その事がすぐに分かる。
遥斗は私の言葉を待つ様に黙ったままだ。
自分で決めていいんだ。
誰かの意見に同意するだけだった私だけど……。
もうそんな事しなくていい。
自由になるって決めたから。
だから……。
「遥斗……私を連れてって。
一緒に行きたい!!」
彼の目を見て真っ直ぐに言えば、真顔だった遥斗の顔が優しく緩んだ。
「よっし!
行くぞ……自由な世界へ!!」
遥斗は笑顔を浮かべながら私に手を差し出した。
「うん!」
その大きな手に自分の手を重ね私も笑顔を浮かべる。
遥斗といると強くなれる気がする。
弱かった自分と向き合って前へと進める気がする。
彼がいればもう怖い物なんて何もない。
私の手を引っ張り走り出す遥斗。
私も一緒になって走り出す。
目の前の彼の大きな背中を見失わない様に。
ギュッと掌に力を籠めた。
その言葉にドクンと胸が高鳴る。
遥斗が言っているのはただ単にこの部屋から一緒に出るっていう意味ではない。
私が自由になる為に、手助けをしようとしてくれている。
その事がすぐに分かる。
遥斗は私の言葉を待つ様に黙ったままだ。
自分で決めていいんだ。
誰かの意見に同意するだけだった私だけど……。
もうそんな事しなくていい。
自由になるって決めたから。
だから……。
「遥斗……私を連れてって。
一緒に行きたい!!」
彼の目を見て真っ直ぐに言えば、真顔だった遥斗の顔が優しく緩んだ。
「よっし!
行くぞ……自由な世界へ!!」
遥斗は笑顔を浮かべながら私に手を差し出した。
「うん!」
その大きな手に自分の手を重ね私も笑顔を浮かべる。
遥斗といると強くなれる気がする。
弱かった自分と向き合って前へと進める気がする。
彼がいればもう怖い物なんて何もない。
私の手を引っ張り走り出す遥斗。
私も一緒になって走り出す。
目の前の彼の大きな背中を見失わない様に。
ギュッと掌に力を籠めた。