何でも屋と偽りのお姫様~真実の愛を教えて~
「好き……大好き!」
「っぷ……さっきまで泣いてたくせに……すげぇイイ顔してる」
意地悪な笑みなのに、凄くキラキラしてて格好良い。
そう思うのは、やっぱり惚れた弱みというやつだろう。
ハァとタメ息をつきながらも私の顔は緩みっぱなしだ。
大好きな人に、好きと言われて嬉しくない訳がない。
両想いってこんなにも嬉しいんだ!
忘れかけていた気持ちを取り戻した気分だ。
「……ん……?」
嬉しすぎて肝心な事を忘れている様な……。
「あっ……」
「ん?どうした?」
一気に幸せ度が消えてなくなっていく。
私どうかしていた、大事な事を忘れるなんて……。
抱き合っていた体を押し返し遥斗の顔を真っ直ぐと見据える。
「あのさ……彼女の事なんだけど……」
内容が内容である為、言葉に詰まっていれば遥斗は眉間にシワを寄せた。
「さっきから気になっていたけどよ……彼女って何の事だよ?」
「何の事って……カオルさんの事!」
「カオル……?
お前……もしかして……」
遥斗が呆れた顔をした時、後ろから大きな声が聞こえてきた。
「っぷ……さっきまで泣いてたくせに……すげぇイイ顔してる」
意地悪な笑みなのに、凄くキラキラしてて格好良い。
そう思うのは、やっぱり惚れた弱みというやつだろう。
ハァとタメ息をつきながらも私の顔は緩みっぱなしだ。
大好きな人に、好きと言われて嬉しくない訳がない。
両想いってこんなにも嬉しいんだ!
忘れかけていた気持ちを取り戻した気分だ。
「……ん……?」
嬉しすぎて肝心な事を忘れている様な……。
「あっ……」
「ん?どうした?」
一気に幸せ度が消えてなくなっていく。
私どうかしていた、大事な事を忘れるなんて……。
抱き合っていた体を押し返し遥斗の顔を真っ直ぐと見据える。
「あのさ……彼女の事なんだけど……」
内容が内容である為、言葉に詰まっていれば遥斗は眉間にシワを寄せた。
「さっきから気になっていたけどよ……彼女って何の事だよ?」
「何の事って……カオルさんの事!」
「カオル……?
お前……もしかして……」
遥斗が呆れた顔をした時、後ろから大きな声が聞こえてきた。