何でも屋と偽りのお姫様~真実の愛を教えて~
「誰が馬鹿なんだよ」
「遥斗!?
起きてたの!?」
「お前が泣きそうな声出すから起きちまった」
遥斗は眠そうに目を開きながら私を見ている。
ソファーに座る遥斗に覆いかぶさる様にもたれ掛る私。
遥斗を見下ろすという不思議な光景に見舞われながらも少しだけ嬉しく感じていた。
いつも見下ろされているから、ちょっとした優越感に浸れる……。
「何で……ココで寝てるのよ?
私また……あの時の様になるのかなって、怖かったんだから……」
遥斗を見下ろしながら呟けば、何故か遥斗が顔を顰めた。
怒りたいのはこっちなのに……。
そう思いながら遥斗を軽く睨む。
「お前のせいだろーが!」
「はぁ?
何で私の……」
「お前の寝顔が可愛すぎて……見てたら欲情しちまうんだよ!!」
「……なっ……何言って……!?」
思いがけない言葉に動揺してしまう。
想定外すぎて、何も言えなくなる。
遥斗の顔は真っ赤だし、私の鼓動は煩いし……。
「……」
「……」
2人で見つめ合ったまま固まっていればパシッとオデコが叩かれた。
「遥斗!?
起きてたの!?」
「お前が泣きそうな声出すから起きちまった」
遥斗は眠そうに目を開きながら私を見ている。
ソファーに座る遥斗に覆いかぶさる様にもたれ掛る私。
遥斗を見下ろすという不思議な光景に見舞われながらも少しだけ嬉しく感じていた。
いつも見下ろされているから、ちょっとした優越感に浸れる……。
「何で……ココで寝てるのよ?
私また……あの時の様になるのかなって、怖かったんだから……」
遥斗を見下ろしながら呟けば、何故か遥斗が顔を顰めた。
怒りたいのはこっちなのに……。
そう思いながら遥斗を軽く睨む。
「お前のせいだろーが!」
「はぁ?
何で私の……」
「お前の寝顔が可愛すぎて……見てたら欲情しちまうんだよ!!」
「……なっ……何言って……!?」
思いがけない言葉に動揺してしまう。
想定外すぎて、何も言えなくなる。
遥斗の顔は真っ赤だし、私の鼓動は煩いし……。
「……」
「……」
2人で見つめ合ったまま固まっていればパシッとオデコが叩かれた。