何でも屋と偽りのお姫様~真実の愛を教えて~
「っで梓沙さんはどうしたの?
困った顔をしていたみたいだけど……」
「え……?」
顔に出ていたのだろうか。
自分の顔を両手で押さえながらタメ息をつけばヨウコさんが笑顔を向けてくれる。
「悩みがあるなら聞きますよ。
梓沙さんには恩がありますから!ね?」
「あぁ、勿論!」
笑顔を浮かべるヨウコさんとNO1。
途方に暮れていた私は2人の優しさに甘える事にした。
遥斗の親友の九条さんを探している、と簡潔に話せば驚きの情報が手に入る。
「そういう事なら兄に聞けば分かるかも!」
「え?」
「私の兄と何でも屋の社長さんは同じ大学なのよ。
その関係で何でも屋の事も知ったの」
「そ……そうなんですか!?」
衝撃の展開についていけない私をよそにヨウコさんはお兄さんに電話を掛けてくれるみたいだ。
緊張していればヨウコさんは笑顔で電話を切っていた。
「梓沙さん、ごめんなさい。
兄も九条という名前しか覚えていないみたいで……」
「そうですか……ありがとうござます」
「あぁそうそう!
大学名は北星大学です」
「北星大学……?」
聞き覚えのある名前に首を傾げればカオルさんが『あっ』と手を叩いた。
困った顔をしていたみたいだけど……」
「え……?」
顔に出ていたのだろうか。
自分の顔を両手で押さえながらタメ息をつけばヨウコさんが笑顔を向けてくれる。
「悩みがあるなら聞きますよ。
梓沙さんには恩がありますから!ね?」
「あぁ、勿論!」
笑顔を浮かべるヨウコさんとNO1。
途方に暮れていた私は2人の優しさに甘える事にした。
遥斗の親友の九条さんを探している、と簡潔に話せば驚きの情報が手に入る。
「そういう事なら兄に聞けば分かるかも!」
「え?」
「私の兄と何でも屋の社長さんは同じ大学なのよ。
その関係で何でも屋の事も知ったの」
「そ……そうなんですか!?」
衝撃の展開についていけない私をよそにヨウコさんはお兄さんに電話を掛けてくれるみたいだ。
緊張していればヨウコさんは笑顔で電話を切っていた。
「梓沙さん、ごめんなさい。
兄も九条という名前しか覚えていないみたいで……」
「そうですか……ありがとうござます」
「あぁそうそう!
大学名は北星大学です」
「北星大学……?」
聞き覚えのある名前に首を傾げればカオルさんが『あっ』と手を叩いた。