何でも屋と偽りのお姫様~真実の愛を教えて~
「テメェな……遅いんだよ」
「痛ッ!!」
何でも屋へと足を踏み入れた瞬間
待ち構えていた様に私のオデコを叩く遥斗。
痛むオデコを擦りながら遥斗を睨む。
「叩かなくてもいいじゃない!!」
「叩かれる事をしたんだろーが」
遥斗は怒りながらも私を中へと誘導してくれる。
いつの間にか私から敬語は外れ普通に話す様になっていた。
遥斗の前では何故か素の自分でいられたから。
って言うか遥斗に敬語なんて必要ない。
年上だろうけど、遥斗に敬意なんて払えないもの。
そう思いながらも遥斗の顔を見ると安心する自分がいた。
お義兄さんの事で不安を感じていたが彼に会った瞬間、そんな事どうでも良く感じた。
「不思議だな……」
「あ?
何が不思議なんだよ?」
「な……何でもないよ!!
それより何の用?」
慌てて話を変えれば遥斗は『あぁ』とデスクへと向かって行った。
ソファーに座りながら遥斗の姿を盗み見る。
遥斗って外見だけは良いよね。
何をしていても絵になるし……。
最初こそ性格もいいと思っていたけど……。
半ば脅されている私にとってそのイメージは簡単に吹き飛んで行った。
「痛ッ!!」
何でも屋へと足を踏み入れた瞬間
待ち構えていた様に私のオデコを叩く遥斗。
痛むオデコを擦りながら遥斗を睨む。
「叩かなくてもいいじゃない!!」
「叩かれる事をしたんだろーが」
遥斗は怒りながらも私を中へと誘導してくれる。
いつの間にか私から敬語は外れ普通に話す様になっていた。
遥斗の前では何故か素の自分でいられたから。
って言うか遥斗に敬語なんて必要ない。
年上だろうけど、遥斗に敬意なんて払えないもの。
そう思いながらも遥斗の顔を見ると安心する自分がいた。
お義兄さんの事で不安を感じていたが彼に会った瞬間、そんな事どうでも良く感じた。
「不思議だな……」
「あ?
何が不思議なんだよ?」
「な……何でもないよ!!
それより何の用?」
慌てて話を変えれば遥斗は『あぁ』とデスクへと向かって行った。
ソファーに座りながら遥斗の姿を盗み見る。
遥斗って外見だけは良いよね。
何をしていても絵になるし……。
最初こそ性格もいいと思っていたけど……。
半ば脅されている私にとってそのイメージは簡単に吹き飛んで行った。