何でも屋と偽りのお姫様~真実の愛を教えて~
「まぁ、そんな事はどうでもいい。
それより……お前にとって初依頼だぜ!」
ニヤリと笑いながら向かいのソファーに座る遥斗。
資料を差し出すと楽しそうに私を見つめた。
「今回の依頼はかなりお前の力が必要になってくるぞ」
「はぁ……?」
よく分からず資料に目を向ける。
それと同時に遥斗が簡単に説明してくれる。
「依頼者は30歳の女性。
依頼内容は自分が熱を上げているホストの様子がおかしいから調査してくれとの事だ」
「……ホスト?
彼氏とかじゃなくて?」
「あぁ。
単なる客とホストの関係らしいぜ。
まぁ言わなくても分かるだろーが彼女はそのホストに惚れている」
ホストに恋ね……。
行った事がないから分からないけど……。
向こうからしたら商売な訳でしょ?
なのに恋をするって……。
悪い事とは言わないけど、少し無謀にも感じる。
“金の切れ目が縁の切れ目”って言葉。
まさにホストと客にピッタリだと思うけど……。
「恋愛の形は人それぞれだと思うぜ。
それを俺たちがとやかく言う筋合いはねぇよ」
私の心を見透かしたように遥斗は口角を上げる。
「……そうだけどさ……」
それ以上何も言えず私は資料を読み続けた。
それより……お前にとって初依頼だぜ!」
ニヤリと笑いながら向かいのソファーに座る遥斗。
資料を差し出すと楽しそうに私を見つめた。
「今回の依頼はかなりお前の力が必要になってくるぞ」
「はぁ……?」
よく分からず資料に目を向ける。
それと同時に遥斗が簡単に説明してくれる。
「依頼者は30歳の女性。
依頼内容は自分が熱を上げているホストの様子がおかしいから調査してくれとの事だ」
「……ホスト?
彼氏とかじゃなくて?」
「あぁ。
単なる客とホストの関係らしいぜ。
まぁ言わなくても分かるだろーが彼女はそのホストに惚れている」
ホストに恋ね……。
行った事がないから分からないけど……。
向こうからしたら商売な訳でしょ?
なのに恋をするって……。
悪い事とは言わないけど、少し無謀にも感じる。
“金の切れ目が縁の切れ目”って言葉。
まさにホストと客にピッタリだと思うけど……。
「恋愛の形は人それぞれだと思うぜ。
それを俺たちがとやかく言う筋合いはねぇよ」
私の心を見透かしたように遥斗は口角を上げる。
「……そうだけどさ……」
それ以上何も言えず私は資料を読み続けた。