百人一首いまむかし 〜二の巻〜


「君、誰なの?」

そう、私に声を掛けてきた君。

「私が見えるの?」

「見えるも何も、君はそこにいて、僕と話してるじゃないか。」

「まぁ、そうね。」


人と話すのなんて数年ぶりで。

少し心が弾んだのを覚えてる。


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