男の秘密
「それは・・知り合う機会が無いからで、もし機会があったらきっと・・・」

「それは無いでしょ。だって、女優とは行かなくても回りに綺麗な人やグラマーな人は沢山居るはずよ。
それこそ、そんな出会いが無いような、ド田舎の農家でもやってなければ出会ってるでしょ。」

「う・・・それはそうだけど」

「それに、世の中の男がみんな、巨乳好きや、美人好きなわけ無いでしょ。
勿論優が劣ってるとは思わないけど、優の一番いい所は心が綺麗で優しくて、思いやりがある所。
忍さんは薄っぺらな見た目だけで選んでないって事よ。
まぁでも、優は可愛らしくて癒されるから勿論外見も好きなんでしょうけどね」

サラリと優を褒めてくれる羽奈は男だったら絶対惚れてるだろうカッコよさがある。

「それに料理も上手で家事も得意!私が男だったら忍さんと知り合う前に奥さんにしてるわ。」

「褒めすぎよ」

「優はね、自分じゃいい所見つけられないんだから、人にいっぱい褒められて、自信をつけなきゃダメよ。」

「自信かぁ。そうよね、自分じゃいい所見つけられないものね。
分かった!私も羽奈のいい所一杯羽奈に話すわ」

「やだ、私の事は良いのよ」

「ダメよ。じゃぁまずは、美人で、スタイルが良くて・・・性格が良くて・・・」

一つ一つ羽奈のいい所を指折り数えながら話す優に、珍しく羽奈が動揺していた。

二人はじゃれ合う様に騒いで飲み明かした。
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