今日のアイツはちょっと変!? 【短編】


「罰ゲームは…」


「んーとねー」


考えてなかったのか、それからしばらく悩んでいた。

数分悩んでいただろう。その間は変にドキドキして落ち着かなかった。


「んじゃ玲が帰ってくる間、急にくすぐる」


「絶対嫌。」


「お前に拒否権はないやんな」


「っ…」


確かにうちに権利はない。罰ゲームは罰ゲームや。


「その代わり、玲が帰ってきたら絶対にやめてや」


「そう言う約束やからな」


スマホの電源を入れて表示されている時間を見る。

5時3分。後27分。


「あ、1回目声出さへんかったらやめてあげてもいいで?」


その顔はまるで悪魔だ。

「…声ださんかったらえぇんやな」


「そうやで?ただそれだけの話しや」


そや、ただそれだけの話し。声を抑えたらいいねん。



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