今日のアイツはちょっと変!? 【短編】
遥人に背を向け、壁に真っ赤な顔を向ける。
なぁ知ってるって、豆しばかよ…
「お前が黙れー、とか、うっさいーとか言う時って大概…じゃなくて絶対照れ隠しやねんな。」
「はっ、はぁ!?」
「あ、後そうやって右手の甲を口に当てるのも」
「嘘っ…」
「後それも、両手で顔を隠したりとか」
自分がする行動一つ一つをピッタリあててくる遥人
何でうちでも知らん事を遥人がしってんのよ
「もういい、漫画読むから話し掛けんといて」
「俺が薦めたやつ?」
ニヤッと口を歪ませながら言われた。
何も言い返せれない、その通りだったから。
「図星?」
「そっ、そうやけどなによ。話しかけるなバカ」
「はいはい。」
今日の遥人はいつもと違う、何かが違う。
まだ玲が行ってから10分しか経ってない。
はよ帰ってきて、玲。玲がおらんかったら遥人と普通に話されへんねんから