夢のかけら



わたしはまだまだ進むんだ。




石ころの中からひとつ輝く夢のかけらを背負いながら。




もうわたしにはこれしかない。




しがみつく。





苦しくたって、トゲが刺さったままだって、




必死で前に足を出す。もう一歩、もう一歩。







誰のために?




いったい誰のために進むの?








決まってるでしょ、自分のため。




夢のかけらを拾った、あの頃の自分のため。








泣かないで。大丈夫だから。


わたしは負けないよ。


まだまだこの道を進んでみせる。








大丈夫。きっと幸せにしてあげる。


ちゃんと幸せにしてあげる。


だから待ってて。期待して待ってて。



必ず幸せにしてあげるから。







わたしからわたしへ。






< 6 / 6 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

別れ話。

総文字数/2,106

恋愛(純愛)5ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop