LOVE ―先生と私―

ロボットは…?

「自習しててください。」
先生はクラスのみんなに向かってそれだけ言って、私の手をグイグイひっぱっていった。

そういえば一時間目は先生の授業だっけ?

でも勝手に自習にしていいのかな…?


──その頃の教室──

「………どういうこと?」

先生が今さっきとった行動をのみこめてるものは1人もいなかった。

「あんなの…ロボットじゃねぇじゃん…」
『どういうことなんだぁぁぁ─っ!?!?』

教室ではみんなパニックを起こしていた。
「だって…ロボット笑ってたし!!!」

「あっ!!俺も見たっ!」

りんのクラスではこのパニックが自習の間ずっと続いた……

───

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