LOVE ―先生と私―
席に着くと雪にすっごい見られた。


「…………どうしたの?」


「どうしたのじゃないでしょ!!!後で全部話してもらうからっ!!!」
雪はすごい勢いでまくし立てた。


「ご、ごめん…。」

「いいよ……後で屋上行き決定ね!!!」

「はい…」


その後は授業……

だったけど私は授業が頭に入らなかった。
さっきクラスメイトの誰かが言った
『木村だけ態度違う』
という言葉を思い出していた。



………本当にそうなのかな……


そう見えるのかな……


……私…期待していいのかな?


そう思うと嬉しかった。


大変な片想いにも一筋の光が見えたんだ!!

同じ事をぐるぐるぐるぐる考えてにやけて考えてにやけてを繰り返していたら、昼休みになってた………

私、変態じゃん………


「りん~!!行こっ!!!」

「あっ!!うんっ!!」

私は雪に連れられて屋上に行った。


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