LOVE ―先生と私―
―ガラガラ―


少したつと、先生が教室に入って来た。



「終礼始めます。」


先生はそう言ってスッと教卓の前に立った。


………やっぱかっこいい…。


あの人が私の彼氏だなんて…考えられないよ~!!!


私は恥ずかしくて下を向いた。



「では……これで終礼を終わります。」


みんながぞろぞろ教室を出始めた。


「りん~!!!一緒に帰ろ?」


雪が駆け寄ってきた。


「ごめんっ!!先生に送るから待っててって言われてるんだぁ~…」





そう言いながら頬がゆるむのを感じた。




「いいなぁ~っ!!!じゃあまた電話してね!!!」




「わかった!!!」





雪はバイバーイと手を振りながら教室を出ていった。




雪が教室を出ると教室にはもう誰もいなくなった。




ふぅ~とため息をはくと眠気が襲ってきて、机に顔を伏せた。


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