LOVE ―先生と私―
―先生目線―



―ガラガラ―


教室に入ると、木村は机に伏せていた。


「木村…?」


俺は木村が伏せている席の前の席に座って木村を見た。



どうやら寝ているらしい…。



………寝顔かわいい…。


俺は木村の頭を撫でた。


すると、木村は
小さく「せんせい…」と言った。


俺はビックリして手をどけた。


でも、木村は動かない。

「寝言かよ…」


俺は改めて木村が彼女だということを実感して、嬉しくなった。


それと同時に木村が愛しくてたまらなくなった。


「木村…起きて?」


そう言って木村を優しくゆすると木村は
ん~?とか言いながら目を覚ました。


「あれ…?私寝ちゃってたのかな…?」

木村はまだ寝ぼけている。


「寝ちゃってたみたいだな。」


俺がそう言うと木村は飛び上がった。


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