LOVE ―先生と私―
「先生っ!!!…ビックリしたあ…」


目を覚ますと目の前に先生の顔があったので私は驚いて飛び上がった。


先生の顔をこんな間近で見るなんて…



……心臓がついてかないよ…


「先生、もう帰れるんですか?」


「ああ。今日は特に何もないから。」


そう言うと先生は私の手を取り、立たせてくれた。


「帰ろう」


先生はニコッと微笑んだ。


…で、でたぁ……キラ―スマイルだ…


先生は自分がすごくかっこいいって気づいてないのかな……


全校生徒に言いたいよ……


先生はすっごくす―ごく素敵なんだよって……


「おーい?木村?」


「あっ!!はい!!」


「帰るぞ」


先生はそう言って私の手を引いた。
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