LOVE ―先生と私―
雪はいやがってたけど…
私はそんなウワサ信じないっ!!
もしウワサ通りの人なら助けてくれないはずだもん!!!
後でちゃんとお礼言いに行こうっと!!!

─キーンコーンカーンコーン─

「では、これでHRを終わります。」
先生はそう言って立ち上がって教室から出て行こうとしている。
帰っちゃう!!
「先生っ!!!」
先生は立ち止まってこっちを向いた。
「どうかしましたか?」
「あのぉ~…さっきはありがとうございました!!!」
そう言って思いっきり頭をさげたら机に頭をぶつけてしまった。

がんっ
「いてっ」
恥ずかしくて顔を隠しているとクスクスと笑いをこらえる声が聞こえた。
なんか…笑われてるしっ//
顔をあげてみると頭をよしよしなでられた。
「大丈夫ですか?」
そういいながら微笑んだ先生に私は目を奪われてしまった。
やばい…かっこいい…

< 4 / 49 >

この作品をシェア

pagetop