LOVE ―先生と私―
「すみません…大丈夫です」
先生は私の頭から手を離すとさっと歩いて行ってしまった。

しゃんとのびた背筋。
大きな背中。
ポケットにいれられてる大きな手。
柔らかそうな栗色の短髪。

その全てが私の心を奪っていった。


一瞬だった。
たった一瞬で私は先生に恋してしまったんだ。


< 5 / 49 >

この作品をシェア

pagetop