LOVE ―先生と私―

大変な片思い

先生と出会って約一週間……

私はなるべく先生の近くに行くようにしていた。

朝の校門の所での挨拶に始まって…
昼休み、放課後と大きな休み時間は何か理由をこじつけて先生に会いに行った。


我ながらなかなか頑張ってるはず…

でもやっぱり考えちゃう…

先生の態度は一向に変わる気配もない…

やっぱり無理なのかな…

私なんか…って。


そんな言葉ばっかり頭を駆け巡って、私は悲しくなって泣けてきてしまった。
「…ふえぇ……」

誰もいなくなった放課後の教室で私は1人机にふせて泣いていた。


「私…気づかない間にこんなに好きになってたんだ…」


─ガラガラ─

「あれ…まだ残っていたんですか?」

先生だ…。
まずい……泣き顔見られないようにしないと………

「………木村さん?」

私はどうしようもなくなって逃げ出した。
「すいません!!!もう帰ります!!!さよならー!!」


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