Distiny~運命~
空斗side



俺らが住むマンションの前の喫茶店は年関係なく入りやすいデザインでガラス窓から中でにぎやかにお茶をしている学生やママさん同士が見えた



「いい雰囲気の店だろ?
はいろうぜ!」



『あぁ』




ドアを開けるとカランカランッという音がし、中は落ちついた雰囲気で学生やママさん同士がにぎやかに話してるが迷惑だとは思えない
逆にそのほうが落ちつくように感じる不思議な喫茶店だった




「いらっしゃいませ!何名様ですか?」




声がしたほうを向くとまさに美女という言葉がぴったりの女がたっていた




「2名で!」




「かしこまりました。こちらへどうぞ。」




案内され席につくと、メニューをおいて忙しそうに他のテーブルへまわりにいった




「なぁ、空斗、幼稚園一緒だったきらちゃんに似てねぇ?」




きらちゃんは俺らが通っていた幼稚園の子でよく遊んでいた
でも、小学校が離れてそれっきり会ってなかった




「でも、ここで働いてるってことは如月家族の一員ってことだよね?
ということは、噂の美女はあの子のことだねー
予想以上だよー」




『なぁ、本当にきらちゃんだと思うか?』




もし本当にきらちゃんだったら伝えたい




“好きだ”




って




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