転校先は男子校?!
…こんな時に不謹慎かも知れないが言おう
可愛いっ!可愛すぎるっ
あまりの可愛さにギュッと鼻をつまみ
鼻血が出そうになるのを必死にくい止める
危ない危ないっ
後少しで鼻血ブーする所だった
そんな呑気なことを考えていると
いつの間にか可愛い系男子がそこまで来ていた
いくら男嫌いの俺でも
この可愛さの前では関係無かった
可愛い系男子はこちらをジィーッと見つめた後
何を思ったか急に抱きついてきた
いきなりの事に体が硬直し頭がショート寸前
腰に回されている腕は細いのにも関わらず
力が強く振り解けないほどだった
こうなっては可愛さなど今の俺には関係ない
すぐさま抵抗を始め、腰に回されてる腕を掴む
がしかしいくら腕を外そうとしても動かない
見た目は男の子でも力は普通の男だったようだ
「いきなり何すんすかっ、てかはなせっ!」
必死すぎてついタメ語で話しかけてしまう
でも今はそんなの気にしている暇はない
だって俺の人生に関わるから
…ちょっと言い過ぎだけど
「…お前がいけないんだぞっ
俺をからかうから…自業自得だろ?
ゆ・う・きちゃん」
可愛い系男子の言葉に動きが止まる
可愛い系男子から何故か黒いオーラが出ており
上を見上げるように俺を見てニッコリ笑っていた