・・・を殺した。
春。
多くの新入部員獲得のため先輩たちが
新入生への部活勧誘を行っていて
生徒玄関、昇降口はとても賑やかで
とにかく、活気に満ちていた。
あたしは、外部入学で
唯一の同じ中学出身者の綾とどこを見てまわるか
話し合いながら
吹奏学部の動物のかぶりものや
アニマル系のカチューシャやしっぽをつけて
楽器を拭きながら芸やパレードのようなもを
している人たちっをぼんやりと眺めていた。
「綾~
みどり~、
おっひさー」
名前を呼ばれ振り返ったら、そこには
卓球部に入ったときいていた
一つ上の同じ中学の遥乃が
大きな身体とふくよかな胸を揺らしながら
大きく手を振っている。
。。。ちょっと恥ずかしく思えるほどに
「わぁー、久しぶり!
元気してた?」
綾はさっそく、
遥乃ことはるちゃんに
駆け寄った。
もう少し、吹奏学部を
見ていたかったが
仕方なく
綾について行く