不器用な恋模様

「いや、それは問題ないというか…なんというか」


桃華は何を言ってるのか。

大問題に決まってるじゃないか!

「と、とにかく前向きに考えてみてね!」


うーん、でも私的にはそれ以前に気になることが…



「ねぇ、南くん」

「お、なに、有川から話しかけてくるとか珍しいな」


相変わらずのさわやかイケメン。流石です


「ねぇ、なんで鏡機嫌悪いの?」


「あー、やっぱり美晴のことか。うーん、まぁ機嫌も悪くなるだろうね。好きな子に好きな人がいれば」


なぜか南くんは最後の言葉だけを鏡にも聞こえるようにか大きい声で言った

「おい、何言ってんだよ。柚凪。」

「えー、事実言っただけだよ。言っても気づかないだろうしさ」


うーん、なぜだろう…今すごくバカにされた気がしてならない…



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