不器用な恋模様
「おっしゃぁぁあ!」
子供のような笑顔でガッツポーズをする鏡に私の涙は止まっていた
「大げさだよ。もう。」
「大げさにだってなるだろ、ずっと片想いだと思ってたんだからよ」
「改めて言うよ。奏お前が好きだ、俺と付き合ってほしい」
「はい、こんな私で良ければ喜んで!」
ガバッ
鏡に思いっきり抱きついた。
「鏡のこと絶対離さないからね。覚悟しといてよ。」
「…こっちのセリフだよ。タクッ…。」
そういいながら抱きしめ返してくれた。
鏡がいるだけで私幸せだよ