不器用な恋模様

「鏡ーー!バイバーイ!」

笑顔でそういう彼女に手をふる



だが、俺は気づいてしまった。

彼女のそばに信号無視をしている居眠りトラックに



言葉より先に体が出ていた



そして、そこからは記憶がない

でも、体中に痛みを感じながら誰かが俺の名前を呼んでいるのが聞こえた気がした



あれ?これ誰の声だっけ…?

聞き覚えのあるような…でも1番大切な人だったような…





次に目が覚めた時に見えた景色は白い天井、そばには俺のお母さん




母さんが誰かにメールをしてからしばらくしてきたのは

柚凪のカップルと知らない美少女

こいつ、誰だっけ?

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