不器用な恋模様

「鏡に応援されたんだよ?本人に応援されることほど辛いことなんてないよね?」



え…?



本人に応援された…?
まさか…


『ハハ、ありがとう。でも私好きな人いるんだよね。その人ね、いろいろあって疎遠になっちゃったけど、もう一度振り向かせようとしてるんだけど、なかなかね』


あの時のって、俺…?
でも俺あの時。




『そっか…有川ってそいつのこと本当に好きなんだな。俺は何もできないけど応援するぜ!』


なんて無神経なこと言っちまったんだ、ほんと馬鹿だよ、俺

てか、有川のあの言い方って俺が有川と前からの知り合いだったみたいな…

どういうことだ?


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