不器用な恋模様

「ごめんな、俺…お前のことを…」


「いいの…それはもういいの。鏡が生きていてくれるだけで幸せなんだって気づいたから。今更だけどね」


ほんとに今更だけど、生きていてくれるだけでも嬉しい


だって、そうしなかったら思いを伝えられないから



「私、鏡が記憶をなくしてる間、すごく辛かった。私はもう鏡なしじゃ無理なのかも…それに。」


「それに?」

「自分が思ってる以上に鏡のこと好きみたい」



「大好きだよ、美晴。」

「おまっ///不意打ち反則。」

美晴の顔真っ赤。

もう私だって少し恥ずかしいのに…
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