鈍感ちゃんと意地悪くんの短編集
「おい高橋、突然何を言い出すんだお前は」
中川が困ってるだろ、と委員長に気遣われる。
「え~? 無理? ダメ?
委員長さ、男二人じゃあかき氷ダメなんだって~。
やっぱり華やかさが足りないのかな?
ってわけでさ、ね、ね、可愛い中川ちゃん、お願い!
今日暑いし、かき氷食い行かない?」
高橋君はどうやら本当にかき氷を食べに行きたいようで、やたらと必死だ。
さっきから振り回している高橋君の手の中のかき氷屋さんのチラシをふと見て、わたしも興味が沸いてきた。
確かにおいしそう。
しかもチラシ持参で割引? もしかして誘ってもらってラッキーかも。
わたしは笑って、いいよ、と返事をした。
放課後特に用事もないし。
この二人と一緒なら楽しそうだし。
中川が困ってるだろ、と委員長に気遣われる。
「え~? 無理? ダメ?
委員長さ、男二人じゃあかき氷ダメなんだって~。
やっぱり華やかさが足りないのかな?
ってわけでさ、ね、ね、可愛い中川ちゃん、お願い!
今日暑いし、かき氷食い行かない?」
高橋君はどうやら本当にかき氷を食べに行きたいようで、やたらと必死だ。
さっきから振り回している高橋君の手の中のかき氷屋さんのチラシをふと見て、わたしも興味が沸いてきた。
確かにおいしそう。
しかもチラシ持参で割引? もしかして誘ってもらってラッキーかも。
わたしは笑って、いいよ、と返事をした。
放課後特に用事もないし。
この二人と一緒なら楽しそうだし。