鈍感ちゃんと意地悪くんの短編集
「今日ね、放課後かき氷食べに行くの。
そこの二人と。
折角だし、一緒に行かない?」

「かき氷? 食べたいけど……」

わたしも行って、良いの?
邪魔じゃないなら、行きたいけど……。

戸惑ったように首をかしげる副委員長。
わたしはふふっと笑って大丈夫だよ、と言った。

「わたしだってさっき成り行きでなんとなく誘われたのよね。
いいよね、委員長、高橋君」

「あ、ああ。もちろん!」

「わ! 副委員長までっ?!
ますます華やかじゃん!」
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