鈍感ちゃんと意地悪くんの短編集
「彼女いない、女っ気の欠片もない俺たちにとって、今日の放課後は幸福タイムだっ!
最高に楽しいに違いない!

かき氷、4人で美味しく食べるぞ~!!
おーっ!!」

高橋君は一人で拳を突き上げている。
そんなに楽しみにしてくれるんなら、誘いに乗ってよかったなってつくづく思う。

「あのな、まあ、皆でかき氷食べに行くのは良いとして。
暑い暑いって言ってるお前が一番暑っ苦しいぞ?
中川も副委員長も巻き込んで」

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