鈍感ちゃんと意地悪くんの短編集
「委員長、3週間って案外あっという間ですよね?
去年は2週間前から急ピッチで準備しましたが……。
どうにか間に合って良かったですが、今年はもうちょっと余裕がほしいですよね」
明日のホームルームを使って決めましょう、と、副委員長は真剣な眼差しを俺に向けている。
「そうだな、そうしよう」
「でなわけで、去年よりもしっかりと前もって準備をしたいなってことでね。
これから文化祭の話し合いを始めま~す」
はーい、と、パラパラとクラスメイトの返事が聞こえる。
俺と副委員長はいつものように教壇前に立ち、話し合いを進行する。
てかなんで去年丸々一年間委員長をしていたのに、今年も秋までがっつり委員長の仕事をしているのか。
隣の副委員長も。
俺たちは、一年の春からずっとこの職務についている。
なぜかそうなってしまう、5組の不思議の一つだ。
去年は2週間前から急ピッチで準備しましたが……。
どうにか間に合って良かったですが、今年はもうちょっと余裕がほしいですよね」
明日のホームルームを使って決めましょう、と、副委員長は真剣な眼差しを俺に向けている。
「そうだな、そうしよう」
「でなわけで、去年よりもしっかりと前もって準備をしたいなってことでね。
これから文化祭の話し合いを始めま~す」
はーい、と、パラパラとクラスメイトの返事が聞こえる。
俺と副委員長はいつものように教壇前に立ち、話し合いを進行する。
てかなんで去年丸々一年間委員長をしていたのに、今年も秋までがっつり委員長の仕事をしているのか。
隣の副委員長も。
俺たちは、一年の春からずっとこの職務についている。
なぜかそうなってしまう、5組の不思議の一つだ。