鈍感ちゃんと意地悪くんの短編集
ぶつぶつと文句を言いながら、瀬田は高橋を睨んだあと、立花を見やった。
それはそれは愛おしそうに。
「ふふっ……」
「美空、居眠りしながら楽しい夢見てるのか?
可愛い……」
とろけそうな瀬田のセリフと顔に、クラスの皆はげんなり顔だ。
俺だって胸焼け状態だ。
隣の副委員長が、わ~、いつも通りに甘い……。と、顔を赤くしながら俯いて呟いている。
「立花ちゃんのメイド姿見たかったけど……。
これじゃ決まらないし……。
じゃあさ、瀬田。
立花ちゃんは調理係としてメイド服着ないってことなら、良い?
いつもの制服に普通のエプロンだったらさ」
それはそれは愛おしそうに。
「ふふっ……」
「美空、居眠りしながら楽しい夢見てるのか?
可愛い……」
とろけそうな瀬田のセリフと顔に、クラスの皆はげんなり顔だ。
俺だって胸焼け状態だ。
隣の副委員長が、わ~、いつも通りに甘い……。と、顔を赤くしながら俯いて呟いている。
「立花ちゃんのメイド姿見たかったけど……。
これじゃ決まらないし……。
じゃあさ、瀬田。
立花ちゃんは調理係としてメイド服着ないってことなら、良い?
いつもの制服に普通のエプロンだったらさ」