鈍感ちゃんと意地悪くんの短編集
「あ? まぁ……。
ダメってこともねぇけどよ……」
長岡くんが肯定したってことで、黒板の「文化祭の話し合い」の空いたマスが全部埋まった。
「じゃあ、カップルコンテストは中川と長岡な。
衣装合わせとか、前もってしとけよ?
去年は本番前日に瀬田と立花が大騒ぎだったから」
委員長の一言に、やっぱり立花さんは顔を赤くして俯いて、その様子にクラスメイト達は笑っている。
「中川、良かったのか?
俺となんかで……」
休み時間、長岡君がやって来て、目をそらしながらわたしに尋ねた。
「もちろんだよ、長岡君!」
さて、どんな衣装にしようか……。
長岡君と話し合うのが楽しみで、わたしは笑顔になった。
ダメってこともねぇけどよ……」
長岡くんが肯定したってことで、黒板の「文化祭の話し合い」の空いたマスが全部埋まった。
「じゃあ、カップルコンテストは中川と長岡な。
衣装合わせとか、前もってしとけよ?
去年は本番前日に瀬田と立花が大騒ぎだったから」
委員長の一言に、やっぱり立花さんは顔を赤くして俯いて、その様子にクラスメイト達は笑っている。
「中川、良かったのか?
俺となんかで……」
休み時間、長岡君がやって来て、目をそらしながらわたしに尋ねた。
「もちろんだよ、長岡君!」
さて、どんな衣装にしようか……。
長岡君と話し合うのが楽しみで、わたしは笑顔になった。